2024年1月にFP3級の実技(資産設計提案業務)を受験して合格しました。

受験するまでにどのように勉強したのかを説明します。
学科試験は2021年5月に合格しているので今回は実技だけの受験です。なので、この記事では「実技に向けた勉強法」について説明しますが、学科試験の勉強の参考にもなると思います。
使用した問題集
『史上最強のFP3級問題集』を使って勉強しました。表紙に「この本だけで90%の問題が解ける」というようなことが書かれていて、実際読んでみると読みやすかったからです。
また別冊の小冊子が付いていて、これに「FP3級に必要な知識」が頻出順にまとめてあります。問題集をメインで使いつつ、この小冊子を読んで基礎知識を整理していきました。
いろいろなFP3級のテキストと問題集が売られていますが、仕入れる知識はどれも大差ないはずです。Amazonの書評やサイト記事で評価が高いテキスト・問題集でも、実際見てみると自分には合わないこともあります。レイアウトなどの好みがあると思うので、書店で見比べることをおすすめします。
僕は学科も実技も『史上最強のFP3級問題集』しか使っていません。しっかりやり込めばこれだけで合格できます。しかし、「問題集だけしかやらなかった」立場から言うとテキストと過去問もやったほうがいいです。それについてはこの記事の最後で述べます。
勉強時間
実技試験だけを受験する場合、1週間に4日間、1日30~60分の勉強を2カ月やれば合格ラインだと思います。トータルの勉強時間は18~36時間ほどです。
僕の場合、1日の勉強時間は長くても1時間で、1週間まったく勉強しないときもありました。18時間以上は勉強したと思いますが、たぶん36時間もやっていません。ただし、試験当日に電車、カフェで最後の追い込みで2時間ほど問題集を復習しました。
前回学科試験を受験してから2年以上経過しているので基礎知識がほぼない状態です。それでも18時間以上の勉強時間があれば合格ラインに立つことができます。
問題集の使い方
時間と範囲を決める
まずは勉強時間を長くても1時間にしました。長時間勉強するとその分学習範囲も広がります。すると、復習するとき広範囲をやることになりめんどくさい。しだいに勉強する気が失せます。淡々と勉強を継続していくために、もっとやれそうでもあえて抑えておきます。
また学習範囲もあらかじめ決めておきました。よくばって1度に多くの分野を勉強しても内容が頭に入ってきません。受験日まで時間の余裕があったので、あせらず学習範囲を細分化して知識を整理していきました。
マークをつける
問題は自力で解かずに、すぐに解説を読んで関連する部分にマーカーで線を引いたりペンで囲んだりします。こうすることで問題文の着眼点がわかるので復習が楽になります。
「マークや書き込みをしたら解答がすぐにわかるから勉強する意味がない」と思う人もいるかもしれませんが逆です。すぐに解答がわかるからこそマークや書き込みを積極的にすべきです。
問題文を読んでもすぐに解答または手順がひらめかないということは知識が定着していない証拠です。テキストをいくら読んでいたとしても「実際に問題を読んで答える」練習をしないと問題は解けません。たとえ解けたとしても1問解くのに時間がかかります。問題を解くための思考回路ができていないからです。
問題文にマークや書き込みをするのは思考回路をつくるためです。スポーツ選手がフォームを確認するするのと同じです。「このフレーズがきたらこう答える」、「この文章のここが間違っている」などのように確認しながら復習することで思考回路ができあがります。
またどうしても覚えにくいものはルーズリーフに書き写します。同じ内容でも手を動かすこと、レイアウトが見やすくなることで、なかなか覚えられなかったものも覚えやすくなります。そのルーズリーフで復習することで頭の中が整理できてきたら、問題集や小冊子で再度復習すると理解度が違っているはずです。
復習する
マークしたことによって高速で復習する環境ができました。あとはひたすら復習するのみです。僕は次のように復習しました。
- 「10分間で復習」する範囲を決める
- 3回くり返す
学習日は記録していません。学習範囲がせまいので1週間もしないうちに復習することになるからです。復習に時間をかけるのもしんどいので10分間で3周できる範囲を復習しました。1日目では覚えていなかったことでも、翌日、3日後、1週間後と復習をくり返すうちにだんだん覚えられるようになってきます。
問題集だけを使うメリットとデメリット
メリット
FP以外の試験、たとえば簿記3級を問題集だけで勉強しようとしても無理だと思います。テキストで基礎知識・ルールを理解しないと解答を読んでもさっぱりわかりません。中学、高校の勉強もそうだと思います。
しかしFP3級はいきなり問題集から使っても合格できます。「解答を読んでも何をいっているのかわからない」なんてことはありません。テキストで基礎知識を仕入れる時間を省けるので勉強時間をそれほど必要としないことがメリットです。
デメリット
問題集だけを使うことによるデメリットは次の2点です。
- 勉強がマンネリ化する
- 基礎知識を学習するとき少しめんどう
学習範囲がせまいので1カ月もしないうちに問題集全体を1周してしまいます。その間、範囲によっては復習を5周以上しているところもあるでしょう。問題集の内容も7割以上は消化できていると思うので、その問題集を使うことに飽きてきます。すると合格ラインに届いたという気のゆるみも出てきて勉強から遠ざかってしまいます。
また問題集だけだと基礎知識を確認するのが面倒です。『史上最強のFP3級問題集』には基礎知識をまとめた小冊子が付いています。頻出順に並んでいるため時間をかけずに全体をさらいたいときには便利です。しかし、分野ごとの知識を調べてルーズリーフにまとめるときが少しめんどうです。
テキストと過去問で合格にさらに近づく
僕はテキストも過去問も使わずに問題集だけで勉強しましたが、実際受験してみて「テキストと過去問もやっておいた方がいい」と思いました。幸いにも合格点はとれていましたが、不注意によるミスで想定よりも低い点数だったからです。
FP3級は何でもいいので問題集1冊をやり込めば合格できますが、そのやり込みが足りなくなる可能性もあります。デメリットで挙げた勉強のマンネリ化による集中力の低下が原因です。
それを防ぐためにも過去問を解いてみてイージーミスをしないか確認するといいです。また6割取れていないなら「勉強しないとまずい」と思い問題集をやり込むはずです。そして分野ごとに体系的にまとめられたテキストで基礎知識を補強すれば本番で8割以上狙えると思います。
テキスト、問題集、過去問は書店で見比べて使いやすそうなものを選ぶといいです。